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冊子『思い出あれこれ』ができるまで
大脇文子著
こちらの冊子は、ご依頼主様の喜寿の記念に作られた本です。
教員時代に書いた文章や、趣味の書を一冊にまとました。
数年前に自宅が火災に遭い、教員時代に書いた通信や文章、個展やコンクールなどに出展した書の作品など、ほとんどが焼けてしまったそうです。
〜原稿入稿〜
残っていた写真集や雑誌、新聞や会報誌、額装してある作品を持参していただきました。
写真集や新聞などに載っている作品はスキャニングしました。
〜制作〜
文章も全て入力し、構成を考え制作。
最初の段階では、総ページ数が決まっておらず、原稿も全て揃っていませんでしたが、とりあえず大まかに組んでいくことにしました。
前半部分は作品の「書」をメインに構成し、後半部分にエッセイやお手紙など、思い出のあれこれを掲載する構成にしました。
原稿の「書」は、主に印刷物などの提供で、普通にスキャニングしただけですとモアレ(干渉縞)や汚れなどがあり、それらを一枚一枚少しでも綺麗になるよう画像ソフトで修正し配置しました。
未入稿の部分は除いて、一通り全ページの初稿が完成しました。
表紙のデザインは、冊子の内容や、ご本人の希望等を取り入れ3種類提案させていただきました。
〜校正〜
ご本人に文字校正、レイアウトなどをチェックしていただき、修正箇所を記載してだきました。
第二校正。
追加になった部分や、校正の修正点が直っているか確認。
このような校正出し、修正のやりとりを何度も重ねて、冊子の完成に近づけていきました。
〜完成〜
こうして校了した下版を印刷工程にまわし、製本して完成させました。
お客様にも大変喜んで頂くことができました。
文昌堂では、こうしてお客様のご要望をカタチにするため、細やかな対応を心がけ、お客様と一緒になって良いものを創り上げていきます。
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